~漂流中~

2017年6月、舌癌になった妻(39)が亡くなった。ADHDではなくASDの息子(6)、頼りない自分(41)を残して…

■ADHD05 躾の本質

2016年 子4歳~



子が4歳になり、

妻も舌切除手術後の経過が落ち着き、一度退院してきた頃。

引き続き、子は妻実家で暮らし、少し遠くになってしまった保育園へじじばばの送り迎えで登園する毎日を送ります。



この頃の子は、
実家での生活も上手くいっていると聞いており、自分も安心して保育を任せていました。

その結果かどうかは何とも言えませんが、
子はスクスクとワガママヾ(@゜▽゜@)ノに育っていきます。

この頃の生活の中で、毎日ガチャガチャを買ったり、お菓子を買ったりと、ワガママ放題、甘え放題で生活していた事は以前の記事で言った通りです。



ただ、これには少し思うこともあり、

買ってあげたんだから、言うことを聞いてね。

という、
見返り要求による躾
の一環であったと思われます。



躾は、躾をしているときには答えはわかりません。

それが効果があることなのか、

悪影響があることなのか。



仮に、

言うことをまったく聞かない子よりは、聞く子の方が良いよ、

とした場合、

あなたが子供に要求している事は、その子にとって本当に良いことですか?



親の、大人の都合を押し付けていませんか?

あなたの気分にとって良いことになっていませんか?

砂まみれになったら面倒だから砂場遊びはしないでって言うことを聞かせていませんか?

予定と違う行動をされるとイライラするから、やらないで!って言ってませんか?

自分達が馴染めない新しいもの、スマホやパソコンで見る動画なんかを悪としてやってはダメ!と言い、自分達が慣れ親しんだテレビなんかは良しとしていませんか?



自分の都合を押し付けて、

自分が気持ち良い状態にするために、

親の都合で子供をコントロールして、

そういう状態を良い子だと言っていませんか?



その場合、

その子は、良い子かどうかはわかりませんが、

親の都合で自分のやりたいことを我慢している子、ということになりますね。

その我慢が、良い結果に繋がるのか、悪い結果に繋がるのかは、

その躾を続けているときにはわからない訳です。



それなのに、

言うことを聞いている子 = 良い子

という事を盲目的に信じてしまうタイプの人は、

大抵、他人の意見には耳を貸さない人ですね。
経験上。



うちの子の場合、とにかく言うことを聞きません。

こういう子の場合、

叱ったり、躾たり、というとき、

次のような言い方はよろしくない、と言われます。



 どうしてそういう事をするの!?

 ちゃんとして!!



このような言い方は、言葉が持つ意味が曖昧で、

じゃあどおすりゃいいのさ!

という疑問が残る言葉です。



こういう言葉が効く子も当然いると思います。

恐らくそういう子には、言葉自体が効いているのではなく、

その時の雰囲気、

怒られるという事に対する恐怖、

楽しいことが失われる恐怖、

自分のやりたいことをやらせて貰えなくなる恐怖、

といった、自分に対する不利益を感じるために、

そうならないようにしよう、

という防衛本能が働いているだけのような気がします。



たぶん、とても言うことを良く聞く子なんでしょうね。

怒られると泣きやすく、
怖いことを言われればすぐに言うことを聞く。

親にとっては、弱々しいなぁと心配になりつつも、よく言うことを聞く良い子なんでしょうね。



その躾の原点は

恐怖で人を縛っている

ということ。



いや、悪いことじゃないと思いますよ。

痛みや、辛さを感じるからこそ、

身を守り、安全を意識し、

より良い行動に繋げていく。

正しい考え方だと思います。



でも、少し考えてみてください。

躾の本質。

結局どういう結果を得ようとしているのか。



正しい行動を身に付ける。



最終目標はただこれだけだと思いませんか?

そこに至るプロセスはどうであれ、

みんな求めているのは、ただこれひとつ。



そこに至るために、

見返りを要求するように何かを与えるのか、

恐怖によって行動を規制するか、

それ以外の方法でそこに至るか。



正しい行動に、いかに辿り着かせるか。

この子にあったやり方はどんな方法か?

それを考え、常に相手を見ながらアプローチの仕方を考え、実践し、

上手くいかなければ、アプローチの仕方だけを変える。最終目的は変わらない。

これが、躾の本質だと私は思っています。



例えば、
皆さん、仕事の上司を思い出してみてください。



怒りや恐怖で、行動を正そうとする上司が目の前にいます。



なんでこういう書き方したの?

どうしてこっちを先にやらないのよ?

ほんっと分かって無いなぁ…!!



と、曖昧な言葉だけで叱られ、
何が間違っているのかは自分で考えなさい!
という状況。



それに対して、
怒りや恐怖ではなく、今やるべきこと、やらなければならないことを伝え、道を正してくれる上司。



そうそう、そこは難しいところなんだよ。

自分も昔よくやったわ(笑)

こうしたら上手くいかない?これでやってみたらどう?



多分、この二人の上司の求めている最終結論は、

仕事が上手くいくこと。

そして、

部下が正しい行動を身に付け成長すること。

求めている結果は同じなんです。

ただやり方が違うだけ、



どちらがいいと感じますか?



発達障害の子に対しては、特に後者の接し方が良いと、よく言われます。

ですが、それって発達障害の子に限った事でしょうか?

あなた自身は、恐怖で行動を制限されることが、よりよい社内の上下関係だと思いますか?



多分、そういう上司から感じる人当たりと同じような感触、感情を、子供も感じていると私は思います。

そして、大抵の子は、

怖いこと嫌だから…我慢する。

我慢して、言われた事をやろうとする。

逆らったら、欲しいものも買って貰えないから…



これが、恐怖によって人をコントロールするときの相手の気持ちです。

これを、自分の子が感じているわけです。

それで、良い子、ですか?



先に言ったように、恐怖や危険を察知させて
より良い行動に繋げることは、人として必要なことです。

そういう躾は必ず必要です。

特に命に関わるような、交通事故などから守るためには恐怖による躾が有効でしょう。

ただ、それがよく聞く子だからといって、そういう方法で躾続ける事が良いことかどうかは、よく考える必要があると思います。



人は、間違いを起こしたとき、
怒られる事をしたとき、
人は、その一瞬の雰囲気で
あっ、しくじった…と気付くと思います。

逆に、上手く行ったときは、
おっ、いいねぇ✨ という雰囲気を一瞬で感じ、
喜ばれる事をした、成功した、とすぐに感じるはずです。

誉められれば当然嬉しい。
少なくとも、怒られるよりは誉められたい。



よく、発達障害の子は、
よく誉めて成功体験を積み重ねることで
その嬉しい気持ちを何度も感じたくて
だんだん行動が修正されていくと言いますが、
私はすこし感じ方が違います。

発達障害の特性を持つ子には、
怒りや、恐怖といった感情に対する防御反応、つまり、

不利益を受けたくないから、言うことを聞く。

という反応に繋がりにくい特性を持っている気がします。



特に、反発の強い子は、人から与えられる恐怖感に対して、防御ではなく、
怒り、憎しみといった攻撃反応に変えて、反発という行動に繋がっていると思います。

そうなってしまう子に、

言うことを聞かないなら何も買ってあげない!

やらないならテレビは見せない!

出来ないならゲームはやらせない!

という、

本心は

やってくれたら与えるのに

という、言っている事とは逆の意味を持つ恐怖を与える言葉で躾を続けていたら、

言われる度に怒りや憎しみで満たされて、親に反発を続けてしまう子は、どうなってしまうでしょうか。



どうなるかは私にはわかりませんが、

最終目的である筈の

正しい行動を身に付ける。

は身に付くのでしょうか?



そう考えたとき、

今やっている躾は、

世の中はみんな良しとしてやっている方法だとしても、

自分の子に対して、適切な躾でしょうか?



わからないですね。

わからないけども、

常に子を見ながら、考え、試し、

様子を見て、また考える。

世の中の 常識 という誰が決めたかもわからないような風潮に惑わされること無く。



自分の場合、

うちの子は明らかに恐怖に対して攻撃反応しか示さないため、

どう行動する事が正しかったのか
具体的に、かつ、簡潔に伝えること

を心がけています。



 テーブルから降りてね。

 人を叩いたり痛いことをしてはダメだよ。

 着替えてね。

 バカだね、じゃないよ。おかしいね、だよ。

 まずはご飯を食べて。他の事は気にせずご飯を食べて。



もちろん、もっと良い適切な言い方があるかもしれません。



ただひとつの問題としては、

この自分の気持ちを、考えを、今面倒を見ていただいているじじばばさんには理解頂けていないという事です。

じじばばさんの躾は、恐怖に対する防御反応を引き出す躾です。

自分のやり方と違うため、子の反応も明らかに違います。

本当はちゃんとやって欲しいだけ。

でも、言い方がよろしくない事で、子の反発を招き、よりやらない方向へ行ってしまう。

よりやらないから、更に恐怖を与える。

恐怖は、子の中で更なる怒り、反発に繋がる…



これが良くない結果になりそうだな、とは思うのですが…

何度か自分の気持ちを話したのですが、理解はして貰えないようなので、

関係が悪くなってしまう事を避けるしかなく…



だんだん今の話になってきてしまいましたねf(^_^;

今の話は ■漂流 の方でしていくことにしましょうか。

まとまりの無い話になってしまいましたが今回はこの辺で👋