■舌癌04 3つの天井
2015年11月末
全ての診断結果が出て、ついに本格的な闘病生活に入ります。
生検は行っていないため 舌癌 ということは確定していません。
しかし、短期間での患部の肥大化や硬結、舌深部への広がり、痛み等から、いずれにしても切除手術が妥当で、癌だと考えて安全に対処すべきでしょう、とのこと。
ほんと、どうせ切るしかないなら安全に、確実に治るようにお願いしますm(__)m
このとき、腫瘍のサイズは2㎝程に大きくなっていました。
入院前日、
家族で手を繋いで行く最後の保育園登園。
いつも通りに保育園に行き、息子を送り出す。
元気に保育室に飛び込んでいく息子。
お母さんが明日から入院するので、一緒に保育園に行けなくなるよ。と、言い聞かせておいたが、このときはどういう事かハッキリとはわかってなかったんだろうな。
夕方は祖父母が迎えに来ます。
明日からは朝も祖父母が登園させます。
よろしくお願いします。
担任の保育士、園長先生に伝えます。
大変だと思いますが、
今まで頑張ってきた事の長い休暇だと思って、体を十分に休ませて下さいね。
また元気な姿で戻ってくる事を待っています。
園長先生のこの言葉に涙が溢れました(ノ_<。)
この時、初めて
あぁ、生活が変わるんだ…
と実感した気がしました。
明日から、私、妻、3歳の息子の3人は
それぞれ違う天井を見ながら生活する事になります。
妻は、不安と寂しさにひとり立ち向かいながら、病室の天井を。
息子は、3歳にして両親と離れ離れにされ、妻の実家の天井を。
自分は、今まで妻と息子と幸せを共にしてきた我が家の天井を…