~漂流中~

2017年6月、舌癌になった妻(39)が亡くなった。ADHDの息子(6)、頼りない自分(41)を残して…

■漂流13 節

2019年4月上旬



しばらく振りのブログ更新です。



3月末に息子の学校が終わってから、

新年度の始業式まで、

色々と多忙でブログ更新出来ずにおりました。






我が家にとっては、3月末~4月が

お正月以上に節目になっている感じです。



実際の年末年始は、年越しスノーボードや、

いつもと違うお節料理的な食べ物の用意、

妻実家へのご挨拶など、イベント目白押しで、

かつそれを私ひとりでやりますので、

ゆっくりするヒマなど無く、

正月らしくダラダラ過ごす、なんて1日も無いんですね💦‬



これに対して、3月末~4月の時期は、

息子を妻の実家に1週間くらいは預けられる事もあり、

1年の中でも、だいぶ長い休息の期間となります。



とはいえ、普通に仕事はあるし、

その間にやることも一杯なので

体が休まる時間はあまりないのですが…

休息なのに多忙_:(´ω`」 ∠):_



それでも、息子を預かって貰える貴重な休息時間、

ワインなんかを買ってきて、好きな大人味の料理を作り、

少しだけストレス解消の時間を作ったりしていました。



お酒なんか飲むのは、1年に3回くらい

この時期と、年末年始、クリスマスくらいですからね。

それ以外はたった1滴もアルコールは口にしていません。



しかもタバコも吸わないなんて、

なんて健康的な生活なんでしょうか(笑)



そもそも、そんな嗜好品に掛けるお金無いですからね。



よく、遺族年金とか、死亡保険金なんかを

受け取ったと聞くだけで、

たんまり金持ってるんだろう!

なんていう声を聞きますが、



働こうと思えば働ける環境があるのと、



働きたくてもフルでは働けず、

そんな境遇を受け入れてくれる職場も無く、

バイト + α 程度の収入で親子生活の生計を立てる、



というのでは、

生涯を通じての収入に大きな開きがあります。



不幸が重なり、妻や夫を失った時、

望まず保険金や遺族年金などを受け取ったとしても、

それは、残された伴侶が時短などをせずに

働けた時の収入の代わりでもあり、

共働き出来た筈の生涯収入でもあり、

本来であれば生涯を通して得るはずだった

収入の一部を受け取っただけ、

という事になりますので、

決してお金持ちでは無いわけです。



しかも遺族年金は、年金ですから、

一度に降りる訳ではなく、

長期で分割されるもので、

再婚や、同棲など、事実上生計を共にする人がいたら

遺族という判定では無くなりますので、

その時点で年金支給停止となります。



正直に言うと、

たとえ子供の健全な育成と未来の為に!

という大義名分を掲げたとしても、

妻が命と引き換えに残した遺産を受け取り拒否してでも、

一生を添い遂げられるかどうかわからないリスクもある

新しい伴侶を探す、

という道に踏み出すことが出来るかどうかは、

子供を巻き添えにする人生を掛けた大博打となるため、

そうそう簡単にはそんな判断は出来ないでしょうね。



今後どのような人生を送ることになるのか分かりませんが、

今の待遇では決して得ることが出来ないくらいの大きな収入が無い限り、

定年退職を過ぎた頃には底を尽きてしまう可能性がある程度のお金しかないので、

その中で、毎月数万の貯金を切り崩す生活をしているのは

精神的にもあまり良い感じではありません。



老後、どうやって生活していこうか、

息子もしっかりと働けるか分からない状況なので、

40歳半ばを前にして、

本当に切実な問題になっています…

一応、それなりに2重3重の

対策、貯金、運用、保険などを掛けていますので、

出来る限りの事はしているつもりですが。



それでもたまには、

ストレスや、気持ちをリセットするために

パーっと好きなことやって、

心に肥料を与えてあげたいですね。

当然息子にもね。






で、この休息の間にこんなことをしてました。



■キッチン周りを含む大掃除

■学校から持ち帰った制作物の展示、整理

■教科書等の整理、2年生の準備(息子と一緒に)

■体操服の名札の貼り替え、その他持ち物のクラス書き換え

★息子の身長がのびたので、新しい服のネットまとめ買い

■新しい服の名前付け

■着れなくなった古い服の整理

■ついでに自分の服を少し買い足し

■メルカリでスノーボードブーツ売れた(笑)

■年に5日くらいしか出来ない友人との外食

★GWの旅行計画!



それと、これは2月頃からしていた話ですが、

★2年になるにあたっての学校面談



そして、

★原因不明のリンパ節腫脹…






ピックアップして、

★の内容についてお話していきます。






★息子の身長がのびたので、新しい服のネットまとめ買い

服を買いに行く時間が無いので、

服は基本ネットでまとめ買いです。



3万円くらいで、春秋、夏物を

来年3年生くらいまで着られるようなサイズで購入。

冬物は昨年冬前に大小いくつかのサイズで買ってるので、

これで暫く、1年半以上は持つでしょう。



安く済ませられているのかなぁ?



ちなみに、購入先は

ベルメゾンセシール、マザウェイズ、ユニクロ

auのWawma!で出てくるブランドあたり。



GAPとか、海外ベースの服は、

息子のガッチリ体型にはあわず、

すぐ太ももとか、腕からキツくなってしまうため

避けています。



あとは、たまたま出掛け先で見つけた

これイイネ!ってやつをたまに買うくらいでしょうか。



子供服で、他にオススメのサイトがあれば

教えてくださいね(゜▽゜*)



で、新しい服買うと、古いキツくなった服を見つけて

整理しないとタンスに入らないですよね( ˘•ω•˘ ).。oஇ



こういう作業って、日々やってく事だと思いますが、

それをやる時間が無いのです…



そこで、夏物の服を引っ張り出し、

たたんである服を全部広げて、

サイズチェック、選別、たたみなおし!



まとめてやると、結構大変なんですよね💧






★2年になるにあたっての学校面談

2月中から進めていましたが、

息子の2年次のクラス分けをどうするか、

学校でどう対応していくか、です。



結論としては、

特別支援学級での対応となりました。



つまり、

ひまわり学級とか、なかよし学級とか、

呼ばれ方は様々ですが、

少数生徒のクラスで、特に情緒の発達凸凹を持った子

だけて構成されたクラスです。



やっぱり、悩みましたよ。

散々。



しかし、最終的には

トラブルの原因や、集中が削がれる原因が、

本質的には本人の中にある特徴が原因ではあるのですが、

それを刺激するトリガーは、周囲の子供たちである事が殆どという事。



余計な刺激がある環境に比べれば落ち着いていられる

という部分は確実にあるため、

⚫学校は勉強をしに行く場所

⚫理由、原因に関わらず、トラブルや嫌なことが続き、学校に行くこと自体を嫌いになってしまわないように

⚫不要で過剰なトラブルを避ける(他の心無い親対策でしかありませんが)

⚫高学年になって対処するより、低学年で対策した方が、本人や周囲の受け入れもスムーズになる

という事を優先した結果です。



今のところスムーズに事が進んでいるようです。

ただ、これで何かが楽になったとか、

気にしなくてよくなったと言う事ではなく、

”この環境だからこそ能力を発揮して、伸ばせる部分を伸ばし、出来ることを増やし、自信を付けて欲しい”

と思います。



特別支援学級での生活も、

ただの 保育 になってしまわないように、

どのような教育、活動を希望するのか、

しっかりと伝えていかなければなりません。






★GWの旅行計画!

やっぱりこれですねー

一番時間が掛かったのは旅行のプランニングと宿の予約。



スノーボードはいつもの恒例なので計画も何もなく、

宿もいつもお世話になっている所で1泊3,000円(!)

で済んだりするので、計画なんて何もしないのですが、

それ以外の旅行は初めての所ばかりなので、

プランニングが大変ですヾ(・ω・`;)ノ



でも、うまく計画が立てられた時は

行く前から凄くワクワクしますよね!



前回の夏の旅行は、

御殿場の方から裏箱根、大涌谷あたりを

1泊2日で巡りました。

aegis-pilebunker.hateblo.jp



今年のGWは北の方に行こうと思い、

那須高原にしました!

しかも長ーいGWなので、2泊3日にしようと。



しかし、このプランニングが凄く大変な事に…






3月上旬頃に宿の空き具合を見た時は

まだまだ余裕の感じでしたが、

多忙で時間が過ぎてしまい、

3月末に見たら、既に宿がほとんど取れない!



空いているのは、親子2人の2泊で84,000円とか、

110,000円とかの、半端じゃない価格のホテルか、

値段が安い駅近くのビジネスホテルが少し。



とにかく、

2泊

というのがどうやってもアウト。



そもそも、

大人1人、子供1人

という宿の設定が無く、

その時点で空き無しにされます。



大人2人とか、

大人2人、子供1人なら

同じホテルでも空き部屋が出てくるのに。

差別だよ差別ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛プンスコ!



それを直接、予約専用ダイヤルに電話で問い合わせても、



webに出てこなければ予約出来ません!



だと!?

そんな対応しか出来ないホテルなんて潰れてしまえ!



1度は諦めそうになった計画ですが、

あの手、この手、プラン、場所、条件を変えていくと、

また、何日か探し続けてみると、

今まで出てこなかった宿もちらほら。



で、最終的に辿り着いたのが、



別の宿に1泊ずつ、計2泊にする!

1泊は多少高くても、やりたいことが出来るホテルに。

もう1泊は、安くサービス無しでも観光しやすいところに。

かつ、大人1、子供1ではなく、大人2人で予約。

予約後に、金額はそれでいいから、1人分は子供扱いの食事とかをお願いします!

とする事で、何とかプランニング出来る所が出てきました!



息子は温泉大好き。大きいお風呂大好き。

なので、1泊は大きな温泉があるホテルへ♨️



もう1泊は、温泉ではないけど、

土日のみ宿泊をやっている、

普段はカフェを営むオシャレなお宿に︎💕︎

しかも安い!



これで、8万~11万などのぼったくり価格から、

2日で5万強まで値を下げられました(ง •̀ω•́)ง✨



また今回も、

🏇💨 アドベンチャーあり、

🗻 大自然あり、

💎✨ 宝探し大冒険あり、

♨️ 露天風呂あり

ฅ^•ﻌ•^ฅ 妖怪伝説の秘境あり、

>゜))彡 魚ピチピチ、

( ・θ・) 鳥モフモフありと、

盛り沢山の3日間で構成しております✨






★原因不明のリンパ節腫脹…

私の事ですが、3月12日に右鼠径部のリンパ節が

ビー玉のように硬く腫れました…



お風呂でこれを見つけた時は愕然としました。

私がよく知っているもの…

妻の首筋に出来た、癌のリンパ節転移と同様のもの…



痛み無し。

ただ硬い。

1cm強くらいの丸い塊。



一瞬で沢山の事が頭を過ぎりました。



この息子を一人投げ出して、

妻と同じような闘病をしなければならないのか、と。



もう生活なんて成り立たない、と。



万が一、これが癌だとして、

妻と同じ流れを当てはめると、

原発巣がどこかにより、

既に手遅れ(リンパ節転移するほど原発巣は拡大している)

とさえ考えられる。

その場合のステージは、見つけた時点で既にステージ3。



そんな最悪のラインを想像しながら、

絶対にそのラインに近づかないようにするため、

可能な限りの速さで対応を進めました。



今現在の結果としては、

即日で、血液検査、造影CTを行い、

リンパは腫れているが、他に悪い所見無し。



しかし、この検査をした先生の態度が最悪で、

(もしこれが誤診であった場合は公開しようと思いますが)

正直に言って、今回の診察結果を

鵜呑みには出来ない感じがしています。



一応、結果が出た時には、カチカチだったリンパ節は

銀杏くらいの弾力に変わり、

ひらべったく潰れるように、無くなっていきました。



この間、身体中をくまなく触診しました。

お腹をへこませて、体の奥の方に違和感が無いか。

別の場所のリンパ節に影響は無いか、

関節痛、筋肉痛のような場所は無いか。



毎年人間ドックを受け、

今回の検査でも原因は不明だか問題無し、

自覚症状もまったく無しで、

リンパ節腫れに伴う痛み無し、

熱無し、

およそ2週間で縮小し、

2ミリくらいの名残のようなものが残っていて、

一連の問題が起きていなければ

まず気にする事は無いだろう、という程度なので、

総合的に考えて、悪性のものではないだろう、と。



ですが、ほぼ同じ場所の足の筋肉の中に、

コロコロと丸い塊を奥の方に感じる気がします。

これが、実は元からあったもので、

気になったからそう感じるものなのか、

それとも今回出来たもので、

今だ腫れているリンパ節がある、という状況なのか

はっきりしません。



しかし、態度は最悪でしたが

造影CTと、血液検査で何も悪いことはない、

リンパ節は自然としぼんだ、

これだけ問題がない状況が揃っているにも関わらず、

今すぐ命に関わる問題があるかもしれない、

なんていう事は、通常は考えられない!

という先生の診断は、とりあえずは信じてみます。






そして最後に、

ついに43歳を迎えました。



今年は誰にも祝ってもらう事も無く、

一人寂しく、色々な思いを巡らせながら

1つ歳を重ねました。






年度末、年度始め、



新生活を初めてから1年、



1年生から、2年生へ



通常級から、特別支援学級へ、



42歳から、43歳へ、



リンパ節の突然の腫脹はどういう結果を迎えるのか…



この節目に色々な思いを巡らせながら、



お彼岸には、妻のお墓参りをしてきました。



そして、どうか息子が一人でも生活していけるようになるまで、



まだ、どうかまだ生かして欲しい。



もう少し見守っていて欲しい。



そうお願いをしてきました。



リンパ節がしぼみ始めたのはその後くらいからでした。



妻は、私を生かしてくれたのでしょうか。



それとも、はやく連れていこうとしているのでしょうか。



頼りない親父の漂流生活は、



まだ暫くの間は不安定なまま、



人生を漂い続ける事になりそうです。