~漂流中~

2017年6月、舌癌になった妻(39)が亡くなった。ADHDではなくASDの息子(6)、頼りない自分(41)を残して…

■ADHD12 障害と共に生きなければならない家庭への理解

今回は息子と、自分を取り巻く環境についてお話したいと思います。






1年生2学期が始まり、

一応大きな変化は無く、今まで通り過ごし、

学校にも学童にも通えています。



ですが、決して毎日何事もなく、

平穏になんて過ごせていません٩( 'ω' )و



毎日毎日、

よくもまぁこれだけやり続けてくれるな…

という問題行動の連続。



学校、学童では

殴る、噛む、寝転がってダダをこねる、

注意されれば反抗し、怒りをまき散らし、

遊ぼうと誘われれば遊ばず、嫌だと跳ね除け、

それを受けた友達が、礼儀正しく

じゃあ今は遊ばないね。

と断りを入れてから離れようとすると、

"遊ばない" という言葉のネガティブな意味だけを

狙ったようにすくい上げ、その子に食って掛かり、

嫌がらせ、泣くまで羽交い締めにしたりして、

それを止めに来た先生には顔面パンチ。



この前なんて、先生の腕を思い切り噛んで、

前歯が一瞬でグラグラになり、

翌日には抜けてしまいました(汗)



本人は、帰ってきてから少し(´・ω・`)ションボリ

噛むんじゃなかった…

と落ち込んでいたのですが、

不覚にも笑ってしまいました(笑)






毎日続く、やってはいけないことの連続。

どんなにしつけ、諭し、言い聞かせ、叱りつけても。

2時間くらい掛けて、ようやく嫌がらせをしてしまった相手に謝ることが出来ても。

何が悪かったのか本人は分かったと言っていても。

それでもなお、

数時間後、翌日には同じことを繰り返します。



とはいえ、

1日の間に1~2回、

1回あたり1~2時間でこのような行動はピタリと収まり、

何事も無かったかのようにみんなを誘って、

きゃあきゃあ騒ぎながら一緒に遊び出す。



二重人格?

まさかね(笑)



みんなもどう付き合えばいいのか

怖かったり、楽しかったり、

困ってるのではないかと想像します。



トラブルに繋がる最たるパターンは、

自分では悪い事と思ってなかった事を指摘されたり、

守るべきルールだと思っていることを誰かが守らなかったりした時に、

瞬間的に手が出てしまい、

手が出た瞬間に怒られる側になってしまうので、

さらに指摘されて怒りだし…

というやりとりが最も多いようです。

そもそも我を通そうとするのが強いため、

トラブルの切っ掛けは

息子が作ってしまっている事も多いです。



自宅で私と一緒にいる時は、

学校とは環境も異なり、

同学年の子や、沢山の人は居ないし、

遊ぶものもある、逃げ道もある、

私も息子の気持ちを理解する事は出来てしまうため、

学校で起きるような問題は起きませんが、

自宅ならではの事で問題は起き、

その度に 躾 という名の激しいやり取りが始まります。



家でも、

学校でも、

学童でも、

友達とも、

これ以上の問題を起こさない為に。

大きくなっても続けていたら

警察沙汰になってしまうような行動の

芽を摘むために。



そして、

一筋の光り射す未来に向かって行けるよう、

ゆくゆくは、苦労しながらも

しっかりと自立した生活を送って行けるよう、

成長を促すために。



どんなに大変でも、

それをやり遂げなければ、

どこかで途方もない壁にぶち当たる。

親子ともども生活が立ち行かなくなる。

大きな犯罪を犯してしまえば、

親もろとも生活は一変する。

下手をすれば一家心中すらチラついてしまう人も

少なくは無いでしょう。

将来、手が付けられなくなった子供に、

包丁で刺されるかもしれない。

犯罪者を育て上げてしまうかもしれない。

そんなことになれば、

本人も大変な事になりますし、

親も社会的に大変辛い立場に置かれ、

今まで通りの生活は出来なくなるでしょう。



障害にも色々なパターンがあり、

それぞれの困り事が沢山あるとは思いますが、

特にADHDは、こじらせれば将来

犯罪者予備軍

とも言われており、

ADHDを抱えた子と親は、

「この子を犯罪者にしてはならない」

「他人様に迷惑、危害を加えるような人間にしてはならない」

「カッとなってやった。なんて事が起きないようにしないといけない」

それくらいの覚悟で、

それくらいの気負いで、

毎日の生活、躾をしていることも珍しくは無いと思います。






今、うちの息子も、

日々の生活習慣で出来るようになって欲しい事への理解、

意識付けが思うように進まず、

成長の度合いとしては、多分4~5歳児くらいの状態。

いや、今から1年以内に出来るようにならないなら、

3歳児でもまだ足りないくらい。



わかりやすい例えで言えば、おねしょ。

今でもおねしょは当然で、毎日オムツです。



障害、夜尿症、そもそも改善しようという気持ち無し、

と、いくつもの要素が重なっておねしょに繋がっていると思われますので、

夜尿症治療なんて選択肢も簡単には選択出来ません。



たまに買い物の時 お留守番してるー! と

家で遊びたいアピールする事があるのですが、

ある時は、その間にオムツを自分で出してきて、

パンツからオムツに履き替え、

その中にオシッコをして、

オムツをテレビの後ろに捨ててありました。



よくネットとかでもおねしょの悩み相談をしている

ママさんなどを見かけますが、



小学生にもなってオムツが外れない!

どんなに濡れて気持ち悪い筈なのに起きない!

もうどうしたらいいか分かりません!



なんて、気が気じゃない様子の方を見かけますが、

障害を抱えた子を育てる苦労なんて、

そんな程度の話じゃないですよ。

まずそこがスタート地点くらいですね。



しかも、

他にも、年齢相応に出来ない事がいくつもありますので、

同じレベルの悩み、出来るようにならないこと、

出来るくせにやろうとしないこと…

どうすればいいのかわからない!

と叫びたくなるような事が5つも6つもある!

って状況になります。



オシッコだって、寝てる時だけじゃないですから。

どんなにトイレを促しても行かず、

普通に拳大くらいのお漏らしを

日中2回くらいはやってます。

毎日です。



今年の夏、小1の夏休み頃から

ようやく昼間のお漏らしは減りましたが、

それまでは、毎日毎日

時間がない中、夕飯を準備している途中で、



トイレ行きなさいよー!

今ならまだ漏れてないよー!

トイレ行ってからまた遊んでなー!



と、間に合うタイミングで伝えても、



大丈夫!!



と頑なに拒否し続け、

結局漏らし、怒られ、

バツが悪そうにトイレに行き、

そして私は、

オシッコまみれのズボンとパンツを洗い、

ご飯の時間が遅れ、

気分を悪くした息子は、全ての行動を素直にはやってくれなくなり、

宿題が遅れ、

寝る時間が遅れ、

朝起きれず、

朝から声を荒げなければコントロールが効かず、

もう遅れる!という時間にも関わらず、

テレビを見ながらご飯食べる!

と聞かず、

やらせてみれば一向にご飯はたべず、

時間が間に合わない事を理解させた上で

テレビを消しても怒って泣き始め、

やはりご飯は食べず、

食べないなら片付ける!となれば、

食べるー!(泣)

と癇癪を起こす。



こういった無限ループに入らないようにするために、

学校から帰れば宿題を促し、

食事を促し、

寝る時間を早くし、

朝も、テレビを見ないよう誘導し、

とにかく、気が逸れないようにする事が

普通の日常を送る唯一の方法なのですが、

そんな簡単に済む筈も無く。



夜はまだ寝る時間が多少前後するだけなので

切羽詰まる事は無いのですが、

朝の時間が無い中で起きるテレビ見たい攻撃は

本当に対処が大変です。

なんで毎日毎日言い合いをしなければならないのか。

我慢が出来ないと言うより、

我慢するかどうかを考える前に、

まず、見たい!

と言ってくる感じですね。

そして、引かない。



何とかそれを回避して

テレビ無しで食事を始めれば

ちゃんとご飯を食べてくれるかと思いきや、

今度は、空想の中に集中してしまうようで、

ぼんやりする時間が増え、

上の空で食事が進みません。



それを更にコントロールしようと、

声を掛け続けて、意識をこちらに向かせ続けたら、

今度は チック症 のような症状が出はじめてしまい、

目を見開き、顔を振りながらものをみたり、

目を左右にキョロキョロさせて視点が定まらず、

2秒後くらいにハッと気付いたように

普段の行動に戻ります。



チックっぽい症状は、ここ最近の話ではありますが、

制御制御を繰り返した結果は、

子供の強いストレスへと発展し、

更に望まない状態への入口が見えてきてしまいます。



これが本当にチック症かどうかは分かっていませんが、

チック症の治療法は医師により見解も異なるようで、

現在でも確立された方法が無いようですが、

現状としてはよく経過を観察する事に集中しています。



以下は参考文献として。



NPO法人日本トゥレット協会
「チックをする子にはわけがある」
https://blog.goo.ne.jp/cuckoo-cuckoo2/e/35896962e6efd621a96086c3deb2df73



てんかん の症状にも近いものがあり、

てんかんも、ADHDも、

初期の治療に使われる漢方薬は非常に近いものがあり、

代表的なものでは、

抑肝散

甘麦大棗湯

など、神経の興奮状態を鎮める効果のある漢方薬

よく使われるようです。

うちでも、甘麦大棗湯を飲ませています。



チックも、ADHDと深い関係のある症状と言われており、

チックよりも重い症状であるトゥレット症になってしまった人の、

50~80%の人がADHDを併発しているという統計もあります。

うちでも、見過ごすことが無いよう

早めに主治医に相談をしていこうと思います。






結局、どんなに手を尽くしても、

やって欲しいことだけに集中したり、

守るべき事を常に意識し続けるといった行動は

相当に難しいようで、

(やろうとしても難しいのではなく、脳機能的に、そのような意識した状態、注意した状態にならない。)

集中して欲しい事以外の事に

必ず集中力が持っていかれる感じに見えます。



結果、

なにをやっても望んだ成果が出ないストレスは、

今度は保護者に全て降り掛かってくるんですね。






多くの、障害を抱える子の親御さんは、

こういう事に毎日のように対処し、

最悪の事態にはならない回避策を探し続け、

どんなに言っても、躾ても

容易には出来るようにならない子供と折り合いをつけ、

ギリギリ吊り橋から落っこちない生活を

毎日毎日続けている方ばかりだと思います。



その対処の仕方には、

通常の躾や、約束とは違う、

最悪の事態に吸い込まれていかない言い方、

やり方があり、

それが、一般的な躾、言い聞かせとは違うため、



なんで?

こうすればいいんじゃない?

ここはズバッと言わなきゃダメよ!

親の対応に問題があるんじゃないか?

そんなキツイ言い方したら言うこと聞かないよ。

なんで黙って見てるの?

結局甘やかしてるのよね。



という見方をされがちなんだと思います。



こういう言われ方、見方をされるのは

本当にキツイです。



オネショなんて、

気持ち悪ければ自然になおるよ。

オムツ取ったら、1年くらいはオネショされるよ。

うちはそれをやってきたから、オムツ取れたんだよ。



なんて言われたりしますが、

実際は、オネショがなおる時は

オムツにもオシッコをしなくなる筈なんです。

(これは沢山の経験を積まれてきた年配者さんの意見ですが。)



そもそも、オシッコで濡れていること自体を

きもちわるい、という感覚自体が無いと思います。

濡れても寝てるのが普通なんです。

やっちゃった…なんて気持ちにならないんです。



怒られたら、 おこられた… 

という気持ちにはなると思いますし、

気持ち悪いでしょ!?

と聞けば、 きもちわるい…

と言うでしょう。

でも、それは親の言葉、プレッシャーに

反応しているだけであって、

きっと本人の意思では無いでしょう。



そして、あまりに小言を言い続ければ、

一方時に心を閉ざし、

だまって、嘘をついて行動するようになったり。



実際、うちでは親に黙ってオムツを使って、

部屋の中に隠す、という行動は出始めていますからね。



こんな生活が毎日続いていても、

私なんかは、

平常な毎日を送っていますよヾ(@゜▽゜@)ノ

と言うわけです。

裏では、やるべきことをやりながら、

これだけの躾、言い聞かせをしながら。






やっぱり、

理解して欲しい

という気持ちはあります。



でも、受手側としても、

大変なのは分かるけど、

じゃあ、どう接すればいいの?

という気持ちもあると思います。



以前、NHK発達障害特集で、

障害を持つ子のお母さんが、



理解して、心を開いてくれればいいんです。

何かをやってくれなくていいんです。

手伝ったり、助けたりなんて、絶対に出来ませんから。



と言っていましたが、

まさにこれだな、と私も思います。



変に寄り添おうとしたり、

同調しようとしたり、

あなたの為に何かしてあげたい!



なんて思わなくていいんです。



可哀想、

大変だね、



なんて、

同情して欲しいなんて誰も思ってないと思います。



同調しないと、

馴れ合わないと友人になれないような人には

理解が難しいかもしれませんが、

普通に、距離を保った良い関係で、

一方的に拒絶しないでいてくれたら

それでいいんです。



最近調子どう?

相変わらず?

何とかやれてるみたいじゃん(笑)



そういう事がただ言い合えるような関係で、

障害に対しての理解だけ心を開いて頂けたら

それでいいんです。



そして、

障害を持った子をちゃんとした大人に育てるために、他の人の何倍も時間も労力も掛かっていること。

普通とは違った対応をしなければならない事もあること。

みんなに迷惑を掛けてしまう事がとにかく多いため、こちらから御遠慮させて頂いたほうが、皆様が気持ちよくいられるだろう、と思うことも多いこと。



本当は、みんなと同じようにしたいし、

息子も、みんなと同じように遊んだり、勉強出来るようになって欲しい。

でも、訓練や、日々の繰り返しで行動が改善される訳でも無く、

脳が適切に育つまで、道を外れないようにじっくりと待つしかない。

そんなもどかしい思いを常に感じながら、

毎日を過ごしている事を、ご理解だけ頂きたいのです。



なにか、こちらから一方的に要求ばかりしているような言葉にも聞こえるかもしれませんが、

望んでいる事は、ごく普通の人間関係だと思いませんか?



頑張って友達になろう、

人気者になろう、

話題を提供しよう、

ずっと笑っていよう、



そんな事を続けなければ

友達ではいられないような関係のほうが

よっぽど大変です(@_@;)






障害に対する理解が広まったのは

本当にごく最近だと感じます。



家庭でも、仕事でも、学校でも、地域でも、

望まずして障害を抱えた家庭にとっては

苦しい、辛い決断を迫られる事ばかり。



みんなと同じに出来ないなら

ここにはいられないよ?

どうにかならないの?

という無言のプレッシャー。



そういう、悲しくなるような仕打ち、

人を追い詰めていくような対応を無くして行かなければ、

障害と共に生きていかなければならなくなってしまった人達が救われることは無いと思います。



上手くいかない事は多いけど、

みんな、迷惑を掛けまいと必死に生きています。

そんな思いの出足を払うような仕打ちをするのが当たり前の社会にはなって欲しくないと、切に思います。



最近、色々とおもうことがあり、

だいぶネガティブな思いを言葉にしてしまいました。



あー、何かスッキリする事したいっ!ヽ(`Д´)ノ