~漂流中~

2017年6月、舌癌になった妻(39)が亡くなった。ADHDの息子(6)、頼りない自分(41)を残して…

■漂流06 今こそ決断する時だ!

2018年4月



このブログ開設当初の目標地点であった

2018年4月からの、小学生に上がる息子と、

仕事を両立した、生活をどう建て直すか。



息子の小学校通学は?

仕事を維持しながらの子育ては?

それに関わる生活環境の一新、引っ越しは?

実家、妻両親との関係は?

息子の障害を悪い方向へ向かわせない為の環境作りは?



2017年6月に妻を失い、

妻の実家でずっと面倒を見て貰っていた息子を引き取り、

父子家庭として生きていく事を決断し、

どのような環境を作れば仕事と生活の両立が出来るのか、

扱いが難しい息子をしっかりと成長させ、親子共倒れにならない道は見つけられるのか、

息子にとって育ての親でもある義祖父母の想い、

家系としての祖父母(私の実家両親)の想い、

妻の仏壇墓守り、孫、相続、両親、義両親の老後の生活協力、自分達の日々の生活…



これら問題の解決の目処を付けた行動、決断。

引っ越しを伴う環境変化をしなければならなかった

ブログ開設当時から約半年強。






既に新生活はスタートしています。






先にこれだけは言ってしまいますが、



今、とても素敵な生活を送れています!



毎日がアクセルべた踏みの状態で
一切ブレーキが踏めない状態になっていますが、

ハンドリングとアクセル捌きだけで
次々コーナーを駆け抜けるラリーカーの如く、
コースアウトしたら即人生リタイヤという
背水の陣で今2018年を駆け抜けています 🚗💨

コドライバーが6歳のうえ信用出来ないという危なっかしい状態ですが(笑)



しかし、

引っ越しをほぼ完了した3月上旬から
今の環境に至るまでの約1ヶ月間に、
とても尋常とは思えない問題に直面しました。



4月を目前にして、

準備していた事のすべてが180度ひっくり返り、
これはもう解決の術がない、
もう間に合わない、
どうするか…

という事態に陥りました。



その約1ヶ月間、

全ての恥を捨て、
全ての相談者に、
全ての問題を打ち明け、

どういう解決方法があるか?

助けて欲しい、今ここで断られても他に生きていく道が見いだせない…と助けを求めるも、

ありとあらゆるサービス、窓口から

「そこまでは助けられない」

と拒否され、
世の中の限界を知り、
途方にくれていた時…

「あなたの努力と引き換えに、
助けてあげられる環境を用意しようじゃないか」

と、最後の最後でこの問題を
根本から解決する提案をしてきたのは…



このとき、

自分の頭の中では、

FF10のユウナレスカ戦前の
アーロンの台詞が流れていました(笑)



「さあ どうする!

今こそ決断する時だ!

死んで楽になるか 生きて悲しみと戦うか!

自分の心で感じたままに 物語を動かす時だ!」



死んで楽になったり、生きて悲しみと戦ったりはしないんですけどねf(^_^;

分からない方、すみませんm(__)m



でも、心境としてはまさにその状態。



追い詰められて、
全ての希望を失いかけた時に流れる
とても印象深いシーンなんです。

まぁ、気になる方はyoutubeでも探してみてくださいな。
それだけ見てもなんのこっちゃ分からないので、
FF10初めからやらないと理解は出来ないと思いますが… とても良くできた話ですよ。



で、



結局、どういう結果となっているのか。

状況をご報告します。






2018年3月上旬~中旬



まだ息子は妻実家から保育園通いをしている最中。

私は引っ越しの必要最低限を終え、

息子と一緒に過ごす為の時間の使い方や、

日々やらなければならない事を確かめるように、

すべてリハーサルを行い、

やってみて困ること、

足りないことを全て洗いだし、

改善し、

ようやくこれからが本番だという頃。



息子の放課後お迎えと、夕飯までの2~3時間の支援をお願いしていた実家の両親へ、次の事を伝えます。



そろそろ本番と同じように動いて、

やってみないとわからないことを、

まだ私の時間があるうちに、

息子が来て手が回らなくなる前に、

試して、見直して、困り事を無くしていこう。



と。



はじめの2日間くらいは、右も左もわからないが、頑張ってやっていこう、という意識が両親にも見られました。



当然こんな数日では形になんてならないだろう、

一度困って、

そこから練り直して、

何度もシミュレーションして、

体に馴染ませていく。



これが、まともな家庭、家族ならこんな心配いらないんです。
そもそもが、実家自体がしっかりとした生活を送れている筈ですから。

安心して実家に息子を預ければいい。

それが普通の家の選択肢です。



しかし、
うちの実家は、そうではないのです。
まずは、ひきこもりを抱えています。

それに対して、少なくとも今までは、
しっかりと対処が出来ていません。

アトバイスを与えても、
放置してはいけない問題だと諭しても、

今はまだ大丈夫と問題を先送りにして、
しかし、どこからは大丈夫ではないのかを明確にせず、

結局問題に対して正面から立ち向かわない。

両親も、そういう性質がある人たちです。



たとえ 大丈夫だよ と言われても
一筋縄では行かないだろうとは思っていました。

だからこそ、
新しい事をしっかりとやるには時間が必要。

それが趣味や遊びならまだしも、
短時間とはいえ、
人の命を預かる作業。

しかも発達障害があるとなれば尚更。

半月足らずでその特性を理解し、
悪い傾向を助長せずに、
ただ厳しく躾したり、
ただ優しく見守ったりすればいい訳ではない。

ただ孫が来て嬉しい!
では済まされない。

そういう認識を持って貰わなければなりません。



しかし…



開始3日目にして問題が発生。



約束の時間に連絡もなく、姿を見せない。



家に連絡をすると、
なにやら電話越しに激しく言い合う声が。



(この先、兄、両親の話の部分は支離滅裂、理屈が滅茶苦茶で、理解が難しい部分もあるかと思いますが、実際の状況を伝えます。)



👵(母→私)
いま、わたしは、兄に怒鳴られています。
聞いてください。
わたしは、孫を迎えるための練習をしなければならないので、行かなければならないと言ったのですが、そんな話しは聞いていないと言われ、ここから動けません。もう3時間もここから動けません。食事も作れません。



👿(兄→母 電話の後ろで)
だから俺はそんな事は言っていないだろう!
行けないことを人のせいにするんじゃないよ!
あんたは自分のやるべき事をやってないだろうが!
家のなかをメチャクチャにしたまま、やるべき事をやらないまま他の事をやりにいくなんて、そんなことをしてたらウチの家がメチャクチャにされるだろうが!
以前からこの件を相談してきた、もう子供が来るから、やらなくちゃいけないなんて、弟は (私の事) こちらの家の事情も知らずに一方的に要求ばかりしてきて、そんな話しは聞いてないから、だから、ちゃんと話し合いをして、お互いにどう負担して、どういう時間でこの問題を解決する方法があるのか考えなきゃいけないって言ってるんだよ!
やらなきゃ、じゃなくて、まずはどうやればどこまでの要求に答えられるのか、ちゃんと精査して、答えを出さなきゃいけないだろうが!
その為の、11月くらいからしていなければならなかった筈の話し合いを、まったくしていないから、俺は聞いてないから、それを今からやらなきゃ、この件は解決しないって言ってるんだよ!



👴(父)
………………
(ただ傍観しているらしい。)






ようは、引きこもりの兄が



そんな話は聞いてねぇ!



と。





この時起きていた事としては、



これまで11月くらいから話を進めて、

全員納得の元で子供の生活の為なら協力する、

と言っていた話自体を、

兄が納得していない 
(聞いていない、という言い方) 

ということ。



また、この2日間の息子支援のリハーサルの為に

両親が私の新居に来ていた時間を、

両親から兄に対して、

弟 (私) が体調を崩しているから助けてあげないといけない。

という嘘の理由で時間を作って出掛けていたということ。



(なんでそんな嘘ついて両親は行動してるの?納得してここまで進めてきてるんだよね? と問いただしましたが、両親いわく、兄に色々言うと、更に色々言われて思うように動けないから、と…。 この言葉を聞いたときに、私はなんとなく状況を理解しました。)



そんな事が3日目にもなり、

なんでそんなに支援が必要なのかと
兄が両親を問いただし、

体調不良の助けという事が嘘だったということに
腹を立てた、

しかも、この話しは11月くらいから既に言われていた事で、

急に要求された事ではないから、

あと10日たらずで本番が始まってしまうから、

やらなければならないんだよ、と説明した事に対しても



👿俺は11月からそんな相談を受けていたなんて聞いてねえ!



と言うことだ。






しかし、
この 「聞いていない」 という件について、

私は以下の全てを実家に何度となく説明し、
メール等でも連絡して記録に残し、
兄も含めた全員が以下の理解をしている事を
既に聞いています。

もちろんひきこもりとはいえ兄も家族ですから、
この事は、妻が亡くなった当初からわかっている事でもあります。



■私が父子家庭となった事。

■仕事と子育ての両立に困っていること。

■簡単には仕事を変えたり、収入に響く事、下手をしたら職を失いかねない事に手を付ける事は難しい。

■実家があるなかで義両親の世話になり続ける事も難しい現実がある。

発達障害の息子をしっかりと育てる為には、我慢だけではなく、希望を叶えてやる事も必要。そのために車を手放したり、趣味の道具を手放したりする事は出来ず、都心で車を持つ生活という、費用の問題も、短期間に駐車場を確保する事が困難という問題もあり、また、住まいの空間的余裕にも問題がある、という事から、都心暮らしは現実的ではないこと。

■息子の制御が出来なくなることと、生活が維持できなくなり、破錠する事はイコールであること。

■実家近くに住む事で協力しながらやっていくつもりである。

■息子の面倒は17:30~19:30頃、最長20:30頃まで。

■その間のお迎え、夕食、障害改善のための投薬。

■出来れば眠くなる前に学校の荷物整理と
 宿題はやれるように促して欲しい。

 (次の日の朝、起きられないようなサイクルを
 作ってしまうと、朝の準備で毎日揉める息子の
 制御が出来なくなり、言い合いから関係が
 悪くなり、他の話しも聞いて貰えなくなり、
 保育園での行動でも暴力が続き、
 制御しきれない、という事が
 どうしても改善しきれずに、
 2年近くも困っている現実があるため)



ここまでの話が伝わっているのであれば、

さらに細かいディテールまで話が伝わっていなくとも、

子供を預かり面倒を見るという事がどういう事か、

どのようなリスクヘッジをして、

どのようにタイムシフトすればいいか、

しかも、平日の17:30~20:30だけの話しだ。

普通に考えれば色々想像はつくものだと私は思います。

11月から相談をしているという時間的な余裕からしても、

やる気さえあれば、十分に解決可能な事だ。

それを聞いていない、知らないと言うのは、

兄のただの屁理屈でしかない。

 

結果としては、

11月頃からこういう相談をされている事は一家で知っていた、話していた。

しかし、今の生活に対してどんな変化が必要なのか、

実家にも掛かる負担、

双方で折半する負担をどう協力しあうか、

どう折り合いを付けるか、

実家内で一切話し合われてきていない。

と兄は言うのだ。



これを言われたのが 3月20日



息子を義両親から引き取り、

父子家庭として子供と共に生活し、

仕事も両立する生活を始める

たった10日前のこと。



小学校入学の手続きも終え、

行政の発達支援窓口への諸々の申請を終え、

学校でも情緒の支援を受けながら通常クラスで頑張る、という段取りをつけ、

学童の入所手続きを "本来の締め切り後" から始め、何とか申請を受理頂き、

学童にも発達障害がある事、対応が難しい事を理解頂き、

これら全てのイレギュラー対応に、各方面、各担当者に頭を下げ、

無理を押して対応頂いた事に感謝し、迷惑を掛けている事を詫び、

その殆どの相談、手続きに、当事者意識を持って貰うために祖母を同席させ、

ようやく息子を取り巻く全ての方々が、みな 「お父さんも大変だと思いますが皆で頑張りましょう!」 とようやく理解を頂き、

この流れで仕事も続けていける、
万が一の時短対応が必要な事もあると思うが、
それは会社は理解しているから、
と会社の安定もはかり、

そして迎えた3月20日に、このとんでもない事態。



3月20日~3月30日までの10日間、

まだ、引っ越しの荷物片付けも残り、

息子の学校道具の名前付け、服やタオル、ハンカチ、ちり紙などの名前付けも残り、

部屋には物が散乱し、

更に3月30日になってしまえば息子もここに来て、今息子が使っている、着ている物もドサッと持ってくる。それにも名前が付いているか確認し、無いものには付けなければならない、

片付けもしなければならない、

それをしながら、
仕事もフルタイムでしなければならない、

さらに、
実家の問題を解決しなければならない、

あのふざけた兄の理屈を突き崩し、
親を自由にし、

最低限の息子の面倒見を見て貰えるようにしなければ、次に手を掛けなければならないのは、
既に多くの仲間に理解を求め、安定化をはかった仕事だ。

まずもって、
3月30日以降の息子が来てしまった後、面倒をみれる人がいなければ、私は会社には行けない。



3月31日、4月1日は土日なので休み。

4月2日は、引っ越し後、息子の発達を見てもらう病院の初診と、引き継ぎ。
午後は学童の初入所と、面談のため、仕事は休みを貰った。

実質、17:30以降の面倒をお願いしなければならないのは、4月4日からだ。

それまでに全ての問題を解決し、
安定した状態にしなければ…



長くなるため、
今回は3月20日に発覚した問題まで。

次回、それ以降の話を進めます。






ちなみにGWは、

前半、息子は1ヶ月ぶりに妻実家での一人お泊まりと、そちらの妹さん夫婦と子供たちとピクニックへ!

後半は、天気の様子を見て
潮干狩り、
富士宮あたりの、妻との思い出の場所へ
二人旅に行ってみようと思っています!