~漂流中~

2017年6月、舌癌になった妻(39)が亡くなった。ADHDではなくASDの息子(6)、頼りない自分(41)を残して…

■ADHD07 ADHDではなく

2017年12月14日



息子6歳時点での正式な発達障害診断結果が出ました。



ASD
(自閉症スペクトラム)



ADHDと言われなかった事は少し意外でした。

今までの診察、カウンセリングでは、ADHDの話も、ADHD用の投薬治療(コンサータストラテラ等)の話も出ていましたが、

これまでの3年間の観察経過、11月に受けた発達検査の結果、また、その検査中の行動から判断して、

診断名として付けるのであればASDの傾向の方が強い、という事になりました。



ADHDとされなかった一番の理由は、



ADHDと同様の衝動的な行動、多動など、

気になったものへの興味が抑えられず、やるべき事を続けられないところ、

じっとしていられず、常に飛び続けたり、グルグル回ったり、走り回ったり、

という特徴はあるものの、

気になった物への欲求に対して、いきなり拒絶したり、ダメだと遮ったりせず、前向きに叶えてあげた上で元の行動に戻れるよう促せば、素直に元の行動に戻れること。

また、2~3分程度の自由を与え、時計の針が25分になったら次の事やろう。
などと促せば、まあまあ戻ってこれること。

集中して何かをしているときなら、不意のイベント(近くで音が鳴る等)が起きても、興味が逸れずに続けられること。

こういった、軽度の多動、衝動性で、ある程度の制御が利く状態であるなら、投薬治療なども検討するようなADHDとは言えない。



という判断です。



むしろ、自分のルールを強要したり、

相手の意見を聞きながら、その場の調和を取るように自分で行動を制御するなどの能力が弱く、

自分の思い通りにしようという意識が強い、

といった特徴からすると、
自閉症スペクトラムの傾向の方が強いようです。



ただし、0か1かの話ではない事

ADHDで言われる特徴も少なからず持っている事

ADHDだと書いた方が生活全体を通して上手くいく可能性がある場合は、診断書に書き加えることは出来る、とも言われました。

まずは、医療機関の正式な診断結果として受け止める事に。



子供のASD(自閉症スペクトラム)については沢山のサイトに情報があります。

下記サイトなんかは、非常に簡潔に、分かりやすく本質を捉えた説明がされています。



発達障害のある小中高生向け 放課後等デイサービス
http://www.teensmoon.com/characteristics/asd/



さて、

まずはブログのプロフィール等書き直さないとねf(^_^;

ADHDのタイトルもASDにしていきましょう。



ちなみに、自閉症スペクトラムという言い方が現在の主流のようですが、自分はあえてASDという言い方を使っていこうと思います。

理由は、



自閉



という言葉が、



内向的

他人と関わり合いを持たない



といった姿を多くの方が連想しやすい気がするのです。

息子は、まったくの正反対の特徴があるので、
自閉症 = 内向的な子なのかな?
というイメージで伝わって欲しくないのです。



自閉症という文字自体が持つそのような印象を補うような意味で、スペクトラム(分布)という言葉を付けて、様々な要素を持っている、という意味合いにしているようなのですが、多分、自閉症発達障害に相当な理解がある人じゃなければ、この意味はわからないでしょうね。



そのスペクトラム(分布)という言葉の通り、

自閉症には一定の特徴こそあれど、
その特徴がポジティブ側に片寄っているのか、
ネガティブ側に片寄っているのかによって、

正反対の特徴を持つ子でも、
同じASD(自閉症スペクトラム)だと言われるのです。



例えば、


【特徴】
他人との関係がうまくいかない。



自閉症として、このような特徴があると言われています。
ここまでは、どの情報源を調べても必ず載っている情報です。
恐らく自閉症と言われて想像する、世の中の一般的な知識はこのレベルだと思います。

しかし、ASD(自閉症スペクトラム)としての本当の特徴は以下のようになります。



【真の特徴】
他人との関係が "結果として" うまくいかない。



この "結果として" という意味をどれだけしっかりと考えてあげるかどうかで、ASD(自閉症スペクトラム)というものの理解力が大きく変わります。
これを理解できない人は非常に多いと感じます。

これを更に掘り下げていくと、自閉症の子を持つ親と同じような理解を得ることが出来ます。



【その子なりの特徴】

《ネガティブな特徴を持つ子》
人との関わり合いを出来る限り避け、
場合によっては拒絶する。
自分の気持ち、思いを他人に示す事が苦手。
結果、
自分の意識の中にある事だけに集中し、
後は自分の思う通りに行動しようとし、
それを邪魔しようとする人に対して敵意を抱く。
他人との会話、接触を好まない傾向があり、
他人への興味が希薄なため、他人との会話が成立しにくい。
自閉症としては外見上としても分かりやすいタイプのため、他人からの理解は得られやすいと考えられる。

《ポジティブな特徴を持つ子》
人との関わり合いを積極的に行い、
場合によっては必要以上に相手に干渉する。
自分の思い、考えを相手に強要する。
結果、
他人が自分の思う考えに沿わなかったり、
反発されると、非常に強い敵意を抱き、
他人が自分の思う考えに沿い、
賛同されると、非常に強い仲間意識を持ち、
その両極端の意識を持って行動するため、
他人との関係性が、必ず過度な結果となって反映されてくる。
他人との関わり方として、ちょっかいを出す行動が多く、相手が嫌がる事ばかりをし、嫌がられた事に対して敵意を持ち、相手が悪いという物言いになってしまう事も多く、迷惑な子という印象も持たれやすいと考えられる。
一見、騒がしい元気な普通の子、少しワガママで我が強い普通の子、と見られがちで、障害のためにこの様な行動になりやすいという理解は非常に得られにくい。



こういう両極端の個性であっても、どちらも自閉症なんです。

特にポジティブな特徴についは、自閉症だと言われて納得出来る方ってどれくらいいるんでしょうね。

そのような印象付けに、自閉症という言葉が一役かっているような気がするため、自分としては自閉症という言葉を使うよりも ASD という呼び方で理解を得ていった方がいいんじゃないかな、と思うのです。



ちなみにうちの息子の傾向がまさにポジティブなタイプで、とにかく人に突っ掛かっていき、思い通りにならなければ一騒動起こすという…非常に厄介なタイプです。

とにかく回りにいる人を次から次へと巻き込み、待つことも、順番も、ルールも守れずに好き放題走り回るため、ADHDの傾向が強いと見ていましたが、ASDのポジティブ側の行動と、とてもよく似ているんですね。



公園に行く度にだれかれ構わず遊ぼうと声を掛け、

なんかしらねーやついるぞ!

と、年上の子に言われながら、勝手に鬼ごっこに参加し、そのうち自分のルールを強要し始め、嫌がられてケンカをするという…

ほんと勘弁してくれ(笑)

まだ笑い話で済むレベルで済んでいますが…



ASD という診断が付くときの特徴としては、

その他の特徴的な障害(多動、衝動性が過度に出すぎるADHDや、知的障害などなど…)の傾向が比較的弱く、

または、ある程度の制御が利く状態で、

肉体的、精神的、感覚的な成長に、年齢相応ではない大きなバラつきが生じている場合にASDという診断名が付きやすいみたいです。



例えば、パズルなど目で見て正解と同じ状態を作るような事には年齢以上の能力を発揮するのに対し、

表情から感情を読み取るような理解が著しく劣っていて実年齢よりも3歳も年下の子が理解する事が出来ないなど、

なんで5歳なのにこんなこと出来るの!?凄いね!
なのに、何で弟でも出来るようなことも出来ないの!?何でやりたがらないの!?

というような、アンバランスな状態があるようなら、ASDだと診断される場合が多いようです。



そんなASDと診断を受けた息子の最近の様子ですが、確かに最近は衝動的な行動がやや抑えられており、どちらかと言えば こだわり に対する反応の方が強いように思います。

もしかしたら、数ヵ月前から続けている薬
甘麦大棗湯(カンバクタイソウトウ)
の効果が多少は出ているのかもしれません。

これは、過敏な神経反応を和らげ、落ち着き、冷静を取り戻しやすくする漢方薬です。

特に てんかん や、 引き付け の他、
女性特有のイライラなどにも処方されるもののようです。



甘麦大棗湯
http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se52/se5200019.html



それにしても、プロのカウンセラー恐るべし。

A4用紙4枚にまとめられた診断結果に書かれている事も、息子が日頃家ではやっていて、カウンセラーには見せないような行動についても、ディティールまでわかるほどに正確に指摘されており、対処法も書かれている。



自分は、
リンゴを消す手品を見させられたサルのように、



(゚Д゚)



アホ面www

本当にお見事です!
としか言いようがなかったです。



息子も4月から小学生。

何とか新しい環境で気の合う友達を作って、良い方向に歩き始めて欲しい。

ADHDから、ASDへと意識を変えて

息子の成長も新たな局面を迎えていきます。